債務整理を行うと借金を減らすことができますが、どの方法を利用するかで減る金額が変わります。
任意整理の場合、法定金利を超える金利で借り入れしていれば、適正な金利で引き直し計算が行われるため、利息の過払いがあれば借金の残高から差し引くことができ、残高以上の過払いがあれば取り返すこともできます。高い金利で借りた期間が長ければ長いほど減額できますが、法定金利で借りていると減額できません。また、その後の交渉で今後の利息をカットできることが多いです。
個人再生は借金の総額が100万円以下であれば全額を、それ以上であれば金額によって最大で10分の1まで減らすことができる債務整理です。利用するために財産を処分する必要はありませんが、個人再生による返済額の下限は所有する財産の合計額になるため、財産の総額が多いと借金を減らせなくなります。これにより、財産を処分することなく借金だけ減額しようとすることはできません。また、利用するには借金の総額が5000万円以内でなければなりませんが、これには住宅ローンは含まれません。住宅ローンは減額されずに返済を続けることになるので、手続きの際の返済計画ではこれも考慮する必要があります。
債務整理の中でも最も借金を減額できるものが自己破産であり、全ての債務の返済義務がなくなります。ただし、99万円を超える現金と時価20万円を超える財産は処分しなければならないデメリットもあります。また、全ての債務と言っても、滞納している税金や養育費、故意に起こした悪質な賠償債務などは免責の対象外になるため、自己破産で免責が認められても返済しなければなりません。なお、厳密には返済の義務がなくなるだけであり、借金がなくなるわけではありません。例えば携帯電話の利用料金の場合、自己破産後に滞納した料金を支払わなければ利用停止が解除されず、他社との契約もできません。
カードローン 返済 減額